大きめのテレビを購入しましたが、収納や高さ、大きさなど理想のテレビ台が見つからなかったので、パイン集成材でテレビ台を作成しました。
作り方
キャスター付きテレビ台の作成手順です。
- 設計図を作成する
- 必要なものをそろえる
- 木材をカットし、やすり掛けをする
- 木材を塗装する
- 木材裏面にキャスターを取り付ける
- 組み立てる
詳しく解説していきます。
①設計図を作成する
まずは、テレビのサイズに合わせて、テレビ台の幅・高さ・奥行きを決めます。
テレビ台に乗せたいものや収納したいもののサイズによって、サイズが変わってくると思いますので、実際に計測してみましょう。
我が家は43インチのテレビなので、テレビ台は以下の寸法で設計しました。(木材の厚さは一律25㎜)
- 天板:縦500㎜×横1050㎜
- 底板:縦500㎜×横1050㎜
- 天板と底板の間の板:縦300㎜×横500㎜
簡単な設計図はこちら。

②必要なものをそろえる
テレビ台を自作するにあたって揃えたものは以下になります。
- パイン材
- 塗装用ワックス
- 紙やすり
- L字金具
- 取付ネジ
- キャスター
材料以外にあると便利なものは、自作PCの作成でも使用した電動ドライバーです。
必要なものについて、詳しくは下記に書いています。
③木材をカットし、やすり掛けをする
希望の大きさに木材をカットし、やすり掛けを行います。
カットする際はあそび部分があるので、3㎜ほど大きめに採寸するなどし、サイズには注意しましょう。
設計図の時点であそび部分の考慮もしておきます。
カットし終わったら表面、裏面、木口、角、すべてにやすり掛けを行います。
やすりの粗い目のもの→細かい目のものの順番にします。
今回も、#150→#250→#400 の順に行いました。
木目に沿いながら、表面を触って滑らかになるまでやすり掛けをします。
パイン集成材は気自体が柔らかいので、強くやすり掛けをしすぎると削れてしまうので注意が必要です。
やすり掛けをしても木くずがあまり出ないので、やすっている感じがあまり出ないですが、根気良くやすりがけをします。
やすり掛けが終わったら、濡れた布で木の削りかすを拭き取ります。
やすり掛けを行わないと木がささくれていて危険であり、またやすり掛けを行うことで塗料を綺麗に浸透させる効果もあるため、必ず行います。
④木材を塗装をする
やすり掛けと木くずが拭き取り終わり、表面が乾いたら、木材を塗装していきます。
今回も前回同様BRIWAXを使用します。
塗布するために、乾いた布を用意します。
結構においが強いので、換気を行いながら作業しましょう。
乾いた布に大さじ1ほどのBRIWAXをとり、木材にまんべんなく塗布していきます。
布にワックスを取った時と、木材へ塗布するときの感触が変わり、木材へワックスがスーッと染み込んでいくのがわかります。
木材への浸透の仕方は、前回の杉の無垢材とは大きく異なり、パイン集成材への塗料の浸透の仕方のほうが若干色が入りづらいと感じましたが、しっかりと付すれば何の問題もありません。
木材によって新党の仕方が変わることがわかり、面白かったです。
表面、裏面、木口、角、色むらが出ないように、すべてにまんべんなく塗り込んでいきます。
⑤木材裏面にキャスターを取り付ける
30分ほどでワックスが乾きますので、底板の裏側にキャスターをネジ止めします。
板の端から長辺は4㎝、短辺は2㎝の位置に6つのキャスターを取り付けました。
端のキャスターからと端のキャスターのちょうど真ん中に来る位置に、もう一つキャスターを取り付けます。
文字だとわかりづらいと思うので、図解しました。

⑥組み立てる
キャスターがついている側を地面側にひっくり返して戻し、大きいほうのL字金具(※「【DIY】パイン集成材で理想のテレビ台を自作!必要なものまとめ」参照)を外側下にして、上板と底板の間板を取り付けます。
反対側もあるので、全部で4か所に大きいL字金具を取り付けます。

4か所大きいL字金具で固定したら、内側を小さいL字金具で8か所固定していきます。

最後に、中に収納するものの大きさに合わせて間板をスライドさせて入れます。
収納するものが変わることも考えて、敢えてネジ止めをせず、板を縦に入れただけにしています。
完成
完成したテレビ台は以下になります。

