ハイエンドなオーディオインターフェースを紹介します。
どれも業務用(音楽制作・DTM)として扱われている実績のあるプロ仕様のものを選定しています。
※オーディオインターフェースは安いもので良いという方には、以下記事にてコスパに優れたものを紹介しています。
【予算3万円以下】ギタリストが選ぶオーディオインターフェイスおすすめランキングTOP10
DTMや音楽制作に欠かせないオーディオインターフェース
最近、DTM出身のアーティスト(代表的なのは米津玄師さん)も増えてきてオーディオインターフェースへ向けられる関心も以前より増えてきたのではないでしょうか。
音楽制作等の場面でも、必ず必要となるオーディオインターフェースですが、種類が多くどれを選んでいいか迷ってしまうと思います。
そこで、メーカーごとの音質や特徴を整理し、選定基準の指標をより分かりやすくすることを目的とし、本記事を執筆します。
筆者について
・ギターと中学生の頃に出会う。
・高校生の頃には無料ソフトでDTMを始める。
社会人になった今もDTMを楽しんでます。
ちなみに、現在は2020年1月末頃にRMEから発売された「Babyface Pro FS」を使用しています。
メーカーごとの音質や特徴を整理
音の硬さ/柔らかさを中心に記載していきます。
音の硬さは、解像度の高さによる倍音の聞こえ方で決まると定義します。
「解像度が高い=倍音が多く聞こえる=音が硬い」
このレベルのオーディオインターフェースになると、
硬い/柔らかいのどちらがいいかは、完全に好みなので耳と相談になります…。
①世界標準になりつつある「RME」
まずは大人気、RMEからになります。かなり使用者が多いのではないでしょうか。
ドライバーがかなり安定していることが、世界中で愛されている要因かもしれません。
音質は非常に硬く、完全音楽制作用です。宇多田ヒカルさんも使ってるみたいです。
他にも多くのプロが使用しています。
特徴として挙げられるのは、圧倒的高解像度です。
人によっては、リスニングには適さないと感じる方もいるでしょう。
(個人的には、リスニングも心地いいです。)
②プロ御用達「MOTU」
昔からプロの現場で使われている実績のあるメーカーになります。
こちらも業務用オーディオインターフェースとして、作られているため音は硬めです。
RMEほど硬くないようにも感じますが、高解像度で高い再生能力があります。
安心と安全のメーカーです。
③プラグインで有名「UNIVERSAL AUDIO」
UADプラグインが人気なメーカーですが、オーディオインターフェースも非常に優秀です。
プロの世界でも使用されているため、解像度は高いのですが、音質的にはRMEやMOTUに比べると柔らかめです。
リスニング用として使用するのも最高でしょう。
ちなみに、オーディオインターフェース搭載のCPUでプラグインを処理できるので、PCへの負荷を減らすことができたりします。セットで使いたいですね。
④Macユーザに人気「APOGEE」
Macユーザに大人気のメーカーです。
音質は、硬めです。音の分離が非常によく、高い再現能力を持っています。
音楽制作の現場やDTMにおけるミックスで大活躍するでしょう。
APOGEEは、Macでしか使用できなかったのですがWindows対応ドライバがリリースされているので、Winユーザも検討の価値ありです!
(動作保証Macのみのようです。)
おすすめオーディオインターフェース5選
紹介するものは、ポータブルと据え置きどちらも含んでます。
ポータブル機は、個人でDTMしたり持ち運びの機会が多い人には最適でしょう。
全体的にコンパクトなので、机の上とかおいてもスペースとらないのでいいですね。
ラックにシステム組んでる方などは据え置き機がおすすめです。
もちろん、普通に使うこともできるので持ち運ぶ機会が、あまりないのであれば、据え置きでも問題ありません。
RME / Babyface Pro FS
RMEから2020年1月に発売された最新のオーディオインターフェースになります。
最新モデルだけあり、精度が1000 兆分の1 秒(フェムト秒)単位に向上されたSteadyClock FSを搭載しています。
あらゆる種類のヘッドフォンやイヤフォンに対応可能で、ハイ・インピーダンスとロー・インピーダンスそれぞれに対し、独立したドライバーが備わっています。昨今の宅録ブームには最適です。(標準プラグとステレオミニの2 つの出力付き)
ポータブル機なので、持ち運びも便利で、コンパクトなので机においてもかさばりません。
RME / Fireface UCX
使用者が多いハーフラック・サイズのボディのオーディオインターフェースです。
RMEの絶大な支持は、安定したドライバの稼働に裏付けられるものと思っています。
音楽制作で、オーディオインターフェースの処理落ちやドライバ不良は許されません。
プロフェッショナル・オーディオの現場での実績は、購入する側としては安心感につながりますね。
MOTU / 624
MOTUドライバーにより、超低レーテンシーでハイパフォーマンスが実現しています。
624は、多彩な接続方式に対応していて、PCやiPadにThunderboltや USB 3.0また、 AVBイーサネットで接続可能です。
フルカラーのLCディスプレイにより、I/Oそれぞれの信号の視認性も良いです。
また、Wi-Fiネットワークの環境下ならサブPCやタブレット、スマホ上のウェブブラウザで操作可能なのも便利です。
UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X DUO
流石、UADといったところでしょうか。ミキシング、さらにマスタリングに役立つプラグインバンドルがついてきます。
これだけでも手に入れる価値ありかもしれません…。
Realtime Analog Classicsというバンドルが付属してます。
Universal Audioの独自技術であるUnisonテクノロジーも素晴らしいです。
例えば、FenderやMarshallのアンプの入力をトラッキングして、最適なインピーダンスとゲインを付与したりも可能です。
APOGEE / Duet for iPad and Mac
APOGEE Duetは、ハイエンドオーディオインタフェースの定番機種を確立してます。
唯一残念だった、Windows非対応という部分も対応ドライバリリースで解消されてます。
今後、使用ユーザは更に増えていくと思われます。
このオーディオインターフェースは内臓プリアンプの性能が好評ですね。
アコギ等、マイクで録音している方等は、試してみる価値ありです。
最後に
ここまで読んでいただき有難うございます。
最高のオーディオインターフェースを手に入れて、良いDTMライフを送りましょう!
皆様のオーディオインターフェース選びの参考になれば幸いです。