『beyerdynamic DT990PRO』レビュー DTMやるなら必聴 【開放型モニターヘッドフォン】

最近DTM作業ではbeyerdynamicのDT990PRO使っており、その素晴らしさに感動しレビュー記事書くに至りました。
主に、DTMで使用していますが基本的にはパソコンにつなぎっぱなしなので、普段使い(ゲーム・テレビ・リスニング)もしてます。

この記事では使用感等を書いていきますが結論は以下となります。

  • 開放型って最強なのでは!
  • このヘッドフォン性能の割には安すぎませんか!

開放型(オープン型)という選択肢

開放型を選んだ理由

そもそも筆者が開放型ヘッドフォンを選んだ理由は1つでした

スピーカー邪魔だし鳴らす環境ない
結構普通のマンションとかで大きい音鳴らせない方も多いと思います。
あと、モニタースピーカーって実は奥が深く…。
高さや壁との距離、耳への入り方などを考慮して配置しないとあまり意味がないんです。

お気に入りはMSP5↓だったのですが、結構大きいので壁から離したりできず本来の性能を出し切れていない気がしました。

そこで、

スピーカーなしでミックスやマスタリングしたい!
という思いが強くなり、スピーカーライクな聴こえ方をする開放型ヘッドフォンという選択肢に辿りつきました。
そもそもなんでスピーカーが必要なのかという話は以下です。

スピーカーがDTMにどういう役割を果たすのか

実は下のスピーカーの記事でも記載していますが、簡単にまとめると

ヘッドホン環境は、非現実的なレベルでのステレオフィールドであり
自然なステレオフィールド(つまり現実的な再生環境)におけるミックスにはモニタースピーカーが必要ということです。
大体わかっていただけたかと思いますが、流れはこうです。
  1. スピーカー邪魔・満足に鳴らせない
  2. でもミックスにスピーカー必要じゃん・・・
  3. スピーカーみたいなヘッドホンないの?
ノ 開放型ヘッドホン
製品のスペックなどを記載の後、DTMでの使用感をレビューしていきます!!

製品概要

beyerdynamic ベイヤーダイナミック

コスパがいいってことは…と思いきやドイツ ベルリンの会社です。

スペック一覧

スペックは以下です。
特筆すべき事項は、インピーダンスの値が大きめなことと重さが軽いことくらいです。
インピーダンスに関しては、DTMのヘッドフォンととらえれば、大したことないのですが若干他の機器より音量上げめにしないと音が小さいです。
重さが軽いのは最高ですね。

〇形式:オープン型(開放型)
〇周波数特性:5~35,000Hz
〇インピーダンス:250Ω
〇コード:カールケーブル、3m(引き伸ばし時)
〇プラグ:3.5mm(ミニ)、6.3mm(標準)アダプター付属
〇質量:250g(ケーブル、コネクターを含まず)
〇付属:キャリングポーチ、6.3mmステレオ標準変換アダプター

内容物(付属品など)

本体の端子はミニプラグですが、標準プラグでも使用できるよう専用の変換機がついてます。

〇本体
〇標準プラグ変換端子
〇ヘッドフォン入れる袋(ポリ素材)

プラグ

外観と使用感

下に画像を載せます。
結構プロ仕様な高級感があって見た目への満足度は高いです。

特にやわな感じはありません。
重さが軽いので、長時間作業はともかくストレスになりません。
筆者はよくFPSなど耳を集中的に使うゲームなどもするのですが、このヘッドフォンは翌日の肩こりなども特にありませんでした。

あと、耳の部分や頭の部分がふかふかで着け心地は最高ですね。

ふかふかで頭が痛くなったりしません!

DTMにおける使用感

DTMで使ったレビューを綴ります。
第一印象は「開放型万歳!」です。

本当にスピーカーライクな聴こえ方をします。
DT990が最強!というよりは開放型ヘッドフォンが筆者にとっては革命的なアイテムとなりました。

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Beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)

DT990のいいところは次でまとめます。

DT990でのモニタリングのみでDTMしてみた曲を何曲か載せておきます。
ミックス作業が本当にはかどります。

夏らしく夏祭りを結構激しめにアレンジしてみました。
ディズニー楽曲をロック系にアレンジしてみたものです。

DT990の優れている点

  • 格安すぎる(コスパ最強)
  • 片方出しのカールケーブルで絡まない
  • 軽くて着け心地がいい
    (イヤーパッドやヘッドバンドがふかふか)
  • 開放型としての素晴らしい立体感がある
  • 癖がなくてモニタリングに適している
  • 見た目がおしゃれ(意外と重要)

圧倒的に安いうえに癖がないのが個人的な最強ポイントです。
ちなみに筆者は、特に予算は決めずフラットな目線で色々調べました。
実機視聴等も踏まえた上で、以下の4つの開放型と迷いに迷い、最終的にDT990を純粋にいいと思い選びました。

個人的にSHUREというメーカーが大好きなので、1840に一番興味がありました。
しかし、SHUERは装着感があまり気に入らず、ゼンハイザーはモニターヘッドフォン離れした癖(ゼンハイザーらしくていいのですが)で購入には至りませんでした。

この中だと、最後まで悩んだのはK712とATH-R70Xです。
もし今のDT990が壊れたら危うくポチってしまいそうなくらいのレベルです。
が、やっぱり値段考えるとDT990とあまりにも差が無さすぎるんですよね。

というかDT990が優秀すぎる気がします。



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Audio Technica(オーディオテクニカ)

それぞれ以下の記事で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。

DT990の悪い点

悪い点として性能面と物理面で分けてあげます。
□性能面
ハイレゾ対応していないことです。
ただし、DTMでの使用用途がメインですのであまり関係ないですね。

□物理面
替えのイヤーパッドが意外と高い…
↓結構な値段します。

おまけ:密閉型と開放型どっちも持つのが強い

正直開放型ヘッドフォンに出会ったときに思ったことは1つです。
モニタースピーカー、もういらないんじゃない…?
ということです。

ただ、開放型になれてきて思ったことは自然なステレオフィールドであるがゆえに、エフェクトのかかりすぎ等に気付きづらいという事象がたまにあります。
例えば、リバーブとか密閉型ヘッドフォンより気持ちもっとかけたくなったりします。

もし余裕があれば密閉型のヘッドフォンも一個持っておくことをおすすめします。
(筆者は面倒で開放型だけでやってますが)

特におすすめは以下2つです。
レビューもしてますので参考にどうぞ。

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